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【2021年9月号】月刊ものづくり新聞

ものづくり新聞、2021年8月は2件のインタビュー記事を新規公開しました。また、ものづくり新聞に携わる2名のインタビュー記事も公開しています。

シリーズものひと:クラウドファンディングでBBQコンロが大人気!パーツ精工 開発事業部の奮闘記

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ものづくり新聞は取材を通していろんな方々から情報のご提供をいただいたり、TwitterなどSNSを探索し取材先を探しています。そのなかで今回の取材のきっかけは「三郷ぐらし」でした。

パーツ精工さんはTwitterを活用しユーザの声を集めながら、この新製品を開発されたそうです(詳しい背景はものづくり新聞の記事をご覧ください)。やはり今はSNS活用は大切だなと感じたのですが、クラウドファンディングが成功した一つの要因は地元の応援にもあったのだそうです。その地元の応援の一つが「三郷ぐらし」への掲載でした。

同じBBQコンロでも、地元の会社が頑張って開発したものであれば、買ってみよう、応援してみよう、という方も多いはずです。今回の取材で、私たちは「SNSだけじゃないぞ」ということを感じ始めています。

静岡県沼津市で異色のかっこいい鉄工所:影山鉄工所

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影山鉄工所さんを取材するきっかけは、Instagramでした。鉄工所の加工現場を非常にかっこいい写真でInstagramで紹介されています。

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影山鉄工所の代表取締役社長 影山彰久さんは、もともと別の業界で働いておられた方でした。もともとは後を継ぐつもりはなかったそうですが、お母様の説得で後を継ぐことを決めたのだそうです(その背景はものづくり新聞の記事に詳しく掲載しておりますのでご覧ください)。

以前取材させていただいた昭和製作所の奥野雄大さんもそうですし、藤恵工業の伊藤啓悟さんも、みなさん「別の業界で働いていたあと、家業の後継を選択した」という経緯で共通しています。

日経BPの記事で、DeNAの南場さんは「入社してから30年以上ずっと同じ会社しか見ていない人たちが集まって改革だ、イノベーションだって議論しているわけですが、さすがに無理があるように感じてしまいます。」とおっしゃっておられますが、町工場でも同じようなことがあるのではないかと感じています。

町工場で活躍される方も、町工場やものづくり経験以外からもっと人が集まってきた方がいいんじゃないか、ということを感じ始めています。ITやサービス業、飲食業、コンサルティングなどなど、いろんな方々の視点から、もっとこれからの世界のものづくりを考えていきませんか?

ものづくり新聞メンバーのインタビュー:記者中野+広報マーケ井上

ものづくり企業の方々を取材させていただくのですから、自分たちのことも取材してみたらどうなるんだろう、ということで同じような形式でインタビューし、自分たちで記事化しています。

そして、自分たちがインタビューを受けてみて、「インタビュー取材に対して語ることは難しいことなんだ」ということを感じています。

これまで何度も取材させていただくたびに、「今日はすごく緊張しているんです」「うまく話せるか心配なんです」とおっしゃっておられたみなさんのお気持ちが少しだけわかった気がします。

これからも、みなさんから良いお話をお聞きできるよう、インタビューのスキルを磨いていきたいと感じました。

2021年9月予定

大変残念なことに、2021年9月1日時点では新型コロナウイルスの感染はまだ収束の気配がなく、ものづくり新聞編集部がモットーとしている「現場を取材する」ことが難しい状況が続いています。ここ2ヶ月ほどの間に多数の取材予定を調整していましたが実現できず、大変多くの現場取材をお待ちいただいております。

しかし、新型コロナウイルスに負けてはいられません。

編集部では新規企画として「B2C商品に挑む町工場」特集を取材中です。いつもはB2B向けに部品や製品を供給されているものづくり企業のみなさんも、「消費者向けに商品を企画してみたい、直接販売してみたい」という方々がたくさんいらっしゃいます。しかし、実際取り組んで見ると大変なことがたくさんあることがわかってきました。ものづくり新聞では、その事例を取材し、B2C商品に挑む町工場の実情をレポートする予定です。乞うご期待。