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ものづくりを正しくブランディングし世界に発信!製造業向け技術検索エンジン『ManuTech』についてーグローバライズ株式会社 日比章善さん

こんにちは。ものづくり新聞です。当サイトは製造業の方々向けにインタビュー記事を掲載しているWebメディアです。ソリューションやサービスの提供元へのインタビューはもちろん、実際に製品やサービスを導入した側へもインタビューしています。ものづくり企業に勤める皆さんにとって本当の意味で役に立つ情報を提供したいという思いで、ただ情報を羅列するのではなくより具体的なイメージができる情報発信を目指しています。詳しくはこちらの自己紹介記事をご覧ください。

さて、ものづくり新聞第6回目のインタビューは、グローバライズ株式会社の日比章善さんです。グローバライズ株式会社はTECH×DESIGNの力で、日本と世界が、世界と世界が繋がり、多くのイノベーションが実現する場を創り出すというヴィジョンを掲げ、世界で戦える日本のものづくりのブランディングやDX推進をサポートしています。

今回は2021年2月に始められた製造業の技術情報検索サイト『ManuTech』(マニュテック)を中心に、日比さんの製造業への思いや熱意、今後目指す未来についてたっぷりお聞きしました。

インタビューでも話題にあがりましたが、日比さんはDX推進やITを活用して日本のものづくりを支えたいという思いの強い方です。その志は弊社と共通する部分があり、是非詳しくお話を聞き情報発信させて頂きたいと思い今回のインタビューが実現しました。

(ものづくり新聞は🗞と表記させていただきます。)


グローバライズ株式会社 日比章善さん

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🗞本日は会社のことはもちろんのこと、日比さんのパーソナルな部分もお伝えしたいと思っております。それでは早速ですが自己紹介をお願いします。

「はい。大学卒業後は日本アイ・ビー・エム株式会社でシステムエンジニアとして開発に従事していました。退職した後はアメリカにMBA留学し、日本に戻ってからは楽天株式会社(当時)に入社しました。アイ・ビー・エム時代や留学で海外経験があったので、楽天市場の商品を海外の人に買っていただく越境ECの立ち上げや、楽天の海外進出をしていましたね。当時はアメリカに出向し、現地の会社の副社長として働いたこともありました。」

🗞アメリカにいた頃はどのあたりにいらっしゃったんですか?

「留学していた頃はワシントンD.C.にいました。楽天時代はカリフォルニア州のオレンジカウンティですね。日本にいる時も一年の半分くらいは出張で海外に行っているような生活でしたね。その後、ジーコンパス株式会社という会社を立ち上げ、越境ECや海外進出のプロモーション、システム構築などを行ってきました。」

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🗞長年海外進出や海外に関連するビジネスに携わってらっしゃったんですね。

「そうですね。今やっているManuTechも海外に日本のものづくりをどう進出させるかというのは柱のひとつです。」

🗞今回始められたManuTechはなぜものづくりの分野なんでしょうか?製造業に着目したきっかけはありますか?

「それまで携わってきたECは完成した商品を販売するものですが、やがて日本のものづくりの良さは長年培ってきた、ものをつくる技術にあるのではないかと思うようになりました。製造業という分野に関心を持つようになったのは、これまでの経験によるものだと思います。」

🗞なるほど。ECでものづくりの成果物である製品に携わってきたからこその視点だったのですね。後ほどたっぷりお聞きしたいと思います。ところで日比さん、趣味などはありますか?

「趣味はゴルフですね。最近は月1くらいしか行けないですが、趣味として楽しんでいます。」

🗞先日のマスターズで松山選手が優勝した時は盛り上がったんじゃないですか?

「いやー、明け方の生中継を見て泣きましたね。笑」

🗞そうですよね。笑 他にご趣味はありますか?

「最近は知人から誘われてトライアスロンを始めました。」

🗞トライアスロンですか!体を動かすのがお好きなんですね。

「誘われて始めたところはあるんですが、2021年6月にはじめて大会に出場しようと今トレーニング中です。」

🗞大会にまで!

ManuTechについて

🗞はじめに、ManuTechはどういうサービスなのでしょうか?

「まず名前についてですが、Manufacturing Technologyを略してManuTech(マニュテック)です。一言で言うと製造業のIT化を推進するツールを提供していこうと思いManuTechという名称にしました。商標を取っているんですが、ManuTechという言葉を流行させられたらいいなと思っています。元々の構想は、製造業のBtoBマッチングプラットフォームを提供したいというところですね。そう考えたきっかけは良いものづくりや素晴らしい技術を持った製造業さんが埋もれているなと感じたことです。そして更にその技術をただ世に出すだけでなく、ブランディングして市場価値を高めることで、技術と人や企業と企業がマッチングするサービスを提供したいと考え、このManuTechを始めました。」

ManuTech
製造業の方が技術情報やサプライヤーを探すためのあらゆる技術・工場情報を検索することができます。また、製造業が自分たちの持つ技術力を、言語の壁、商文化の違いを超えて世界にアピールし、取引することを支援する機能を有し、販路拡大をサポートします。


🗞グローバライズを立ち上げられたのが2020年3月でしたよね。コロナ禍の影響はありましたか?

「まさに立ち上げた頃は新型コロナウイルスの影響で展示会が軒並み延期、中止になっていた時期でした。多くの展示会が中止になるのを見て、展示会のように探している技術や企業をうまく繋げられるようなオンライン展示会の仕組みはどうだろうかという考えに至り、現在の製造業向け技術情報の検索サイトという形になりました。」

🗞なるほど。ManuTechを始めようと考えたきっかけはありますか?

「これまで越境ECや海外プロモーションの支援を行ってきて、その難しさを感じていました。なかなか売上につながらなかったり、そもそも越境ECをやらなきゃいけないとわかっていても踏み出せないでいる企業様もいましたね。そしてそんな企業様の多くはtoCの完成された製品を展開していましたが、日本が海外に進出していく時に得意なのはtoBの製品や技術ではないかと思ったんです。そう思ったのが始まりですね。かつてiPodの背面に新潟の燕三条の中小企業が持つ技術が採用されたことがあったの覚えていますか?」

🗞ありましたね。背面の曲面の部分ですよね。

「そうです。あの件もApple社が技術を探していて技術を見つけて契約して・・・という風にやりとりしていたそうですが、当時Appleの象徴とも言える部分のパーツに採用された技術でありながら、安い金額で取引されていたという話もありました。そういったこともあって、ものづくりの技術を正しくブランディングしながら、最終的に海外に展開していくのが重要だと考えました。」

🗞技術を正しく評価することが前提にあり、海外展開を見据えているのですね。ManuTechのターゲットの分野や産業はあるのでしょうか?

「ManuTechの分野や産業は広く想定しています。でもリーチしていくにはターゲットは絞らなければいけないと考えているので、おおよそ中堅規模の製造業をターゲットとして考えています。」

🗞中堅規模の企業の方々がこのManuTechを利用するとなった場合、どのようなシーンを想定していますか?

「やはりまずひとつは新しい製品を開発する場面ですね。”こんな化学原料を作ってくれる企業が必要だ”とか”こんな研磨の技術を持っている企業はないか”という課題を持たれた時に、検索していただいて求めている技術とマッチングしてもらいたいと思っています。あとは、購買担当者なり商社の方がメーカーからこんな材料が欲しいと要望をもらった時に仕入れ先を探すツールとして利用して欲しいですね。」

🗞ManuTechはどのようなメンバーで構成されているのでしょうか?

「社員、業務委託、インターンなどで、IT系の開発やクリエイティブデザインを担当するメンバーが中心となって構成されています。実は製造業に従事していたメンバーはいないので、もっと現場の状況や知見を知るのは課題のひとつですね。」

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🗞メンバーも募集しておられるんですよね?

「そうですね。営業、製造業に知見のある企画系のご経験がある方、IT開発のご経験がある方は是非参加して欲しいと思っていますね。」

(募集中とのことです!興味のある方は是非お問い合わせください。)


日比さんの目指すところ

🗞ManuTechが目指すところはどんなところでしょうか?

BtoBのマッチングをどれだけできるかということと、それに必要な技術情報をどれだけ集められるかということは常に目標として掲げていますね。さらに、我々はフレーム化と呼んでいるのですが、それぞれの技術をグループ分けして”日本の製造業には今5000万の技術がある”というように整理していくことも重要だと考えています。技術は無形のものですが、分類してわかりやすく表示させることを目指しています。また、検索しているユーザーデータの収集を続けていくことで、今は見えていないマッチングの可能性も探っていきたいと思っています。」

🗞日本の技術情報を集めてフレーム化していくことと、検索された情報を蓄積して分析していくという両輪でマッチングを促していくというのが現状でしょうか。そのコンセプトを具現化するための手段はどのように考えておられますか?

「フレーム化のために集約される情報はテキストなのですが、その中身にはどんなことが書いてあるか、何がキーワードなのかということを分析して整理していく時にAIの言語処理を活用していますね。」

🗞検索する側はGoogleのような検索エンジンをイメージすればいいのでしょうか?

「そうですね。その際会員登録をして自分のプロファイル情報を登録してもらえれば、検索結果をプロファイルに応じて最適化して、それぞれの人にカスタマイズされた情報を提供していくことも考えています。」

🗞その検索履歴が貯まっていくと、どんな情報が求められているかなども把握できるようになりますよね。

「はい。それが重要だと思っています。情報を必要としている方がどんな情報を求めていて、どう探しているかというのを知り、活かしたいですね。」

🗞最終的に辿り着きたい将来像はありますか?

「このManuTechは日本だけで完結するものではありません。グローバルなプラットフォームとしてManuTechを世界中の人が技術を探すために使って、きちんと技術に辿り着ける世界を作ることが最終的に目指したいところですね。」

🗞日本の技術を海外に展開するだけでなく、その逆もありますよね。日本にない技術を海外に探しにいくという。

「そうですね。こちらの図をみていただくとわかりやすいのですが、ManuTechと同じようなデータベース構成で英語版の情報サイトも持っているんです。    「MTS by ManuTech(マニュファクチャリング・テクノロジー・ショー)」という名称で展示会のような形で情報発信できる仕組みなのですが、ご依頼があればこの英語版のMTSでも情報提供することが可能です。その逆も可能で、海外の技術と日本の企業がマッチングすることもできます。」

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🗞最後に製造業の方々や読者の方へメッセージをお願いします。

「ITの活用はなかなか踏み出しにくい部分ではあると思いますが、世界を見据えながらITを活用していくというのは、今後の日本の製造業にとって重要なことだと思っています。そのご支援をさせていただいて、頼れる存在となり、一緒に盛り上げていきたいですね。」


グローバライズ株式会社
所在地 東京都港区白金6-14-15 シェーネ白金103
代表取締役社長 日比 章善



〜🗞ものづくり新聞編集部より🗞〜

ものづくりを支援したい、IT活用のお手伝いをしたいという熱い思いが伝わるインタビューでした。日比さんは製造業のご経験はないとおっしゃられていましたが、ものづくり現場のことを知った上で役に立ち頼れる存在になりたいと考えておられます。ブランディングや情報発信に課題を感じておられる製造業の皆さんは、一度ManuTechを覗いてみてはいかがでしょうか?

ManuTechやグローバライズの取り組みにご興味のある方がおられましたら、編集部のご相談窓口までご連絡ください。まだ直接相談する段階ではない、このサービス以外のことも知りたい、という方もお気軽にご連絡ください。


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