【2021年7月号】月刊ものづくり新聞
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【2021年7月号】月刊ものづくり新聞

ものづくり新聞は、製造業の方々向けにインタビューした記事を掲載する製造業のための新しいWebメディアです。《月刊》はひと月の中で公開した記事のハイライトを独自の視点でまとめた記事です。

6月は3件のインタビュー取材記事を公開しました。
7月号のキーワードは「元」。「げん」ではなくて「もと」と読んでください。

“DX化は一刻も早く取り組むべき”:テルミック田中秀範さん

DX化は一刻も早く取り組むべき」と言い切る株式会社テルミックの田中秀範さん。インタビューの中ではたくさんのキーワードがありました。女性従業員比率が6割、年間1000件近い工場見学、図面OCR、工場内のカメラモニター、社有車にGPS、営業成績ジャックポット、生産管理システム、会議用モニターテーブル、工場タブレット化、中国との航空便活用など。

そんな田中さん、実はこんな過去もあったのだそうです。

実は若い頃メイクに関する仕事がやりたかったんです。(当時一世を風靡したメイクアップアーティスト トニータナカ に影響をうけられたとか)名古屋のファッション専門学校に進学したいとも思っていたんですが、工業高校出身だったのであえなく断念してしまって。

もし本当にメイクアップをお仕事にされていたら、田中さんは「メイクアップアーティスト」になっていたのでしょうか?驚愕の製造DXを推進されている今となっては、全くそのような想像はできません。そんな田中さんのお話について、詳しくはインタビュー記事をご覧ください。


“現場にいる若手や経験の浅い社員ではその判断がつかない”:三谷産業 青山真也さん

空調設備工事などを手がける三谷産業の青山真也さんに遠隔作業支援ツール『SynQ Remote』を活用されているお話をお聞きしました。ビルの高層階まで足で登らなければならないような場所が多い現場。私が印象的だったのは以下のような場面のお話でした。

空調工事でドレン配管工事という作業があるのですが、このドレン配管の施工はかなりシビアにチェックする必要があります。というのも、特に改修工事においては作業する天井の中には建築部材や電線などがありますが、ルートが違ったり干渉したりしないようにしなければなりません。図面通りにできれば良いのですが、職人さんがいざ施工しようとすると、図面にはないものがある場合もあります。邪魔しているものを取り除くのか、ルートを変えるのか、など判断しなければならないのですが、現場にいる若手や経験の浅い社員ではその判断がつかないことがあります。

現場では図面にないものがあったりするという現場ならではの課題があり、その場での判断が必要になることがあるのですね。こんな場面で三谷産業さんは『SynQ Remote』を活用し移動を削減しているということです。以下インタビュー記事では青山さんに詳しい背景を語っていただいています。

遠隔作業支援ツールというと他にもいろいろツールがあるのではないかと考えますが、なぜ『SynQ Remote』なのでしょうか?これを開発したのは外資系メーカーP&G勤務、そして広告会社系コンサルタントというご経歴の株式会社クアンドの下岡純一郎さんです。お二人が語る開発までの詳しいお話は以下インタビュー記事をご覧ください。

“何故導入するかという根拠を理解してくれるまで説明して、わかってもらえたことがスムーズにいった要因”:藤恵工業 伊藤啓悟さん

町工場3代目アトツギである藤恵工業株式会社の伊藤啓悟さんは、IT企業に在籍した経験を持つ異色の社長さんです。先代から経営を継ぎ、まず取り掛かった改革が工程の見える化。それを支えたのは株式会社テクノアの生産管理ソリューションでした。伊藤さんを支えるテクノア営業の羽生彩香さん銀行員からの転身なのだそうです。元IT企業と元銀行員ということになりますね。

伊藤さんは、「工程管理システムを導入するにあたっては、何故導入するかという根拠を理解してくれるまで説明して、わかってもらえたことがスムーズにいった要因」と語ります。

導入後、社員が特に効果を実感しているのは、過去の履歴を見ることができるという点だと思います。加工する前に過去の情報を見ることができると、加工時間や機械について近い情報を参考にすることができたり、リピート品なら過去どんな不良があったということも記録されていますので、事前に把握できます。

効果を現場が実感できるということが大切なのだと感じます。

具体的に藤恵工業がどのように推進し、どんな場面で工程管理を実現しているのか、詳しくはインタビュー記事をご覧ください。


編集後記

ものづくり新聞編集部は、製造業の方とそれを支える方の両方から取材を重ねています。結果として、さまざまな業種の経験をされた方々が、いろんな思いでものづくりを推進したり支える方々となっていることを知りました。

」IT企業、「」銀行員、「」コンサルタント・・

そんな方々の言葉の中から、ものづくりは大切なんだ、ものづくりって素敵なんだ、ものづくりって面白いんだ、というふうに感じておられる方々がたくさんいらっしゃることも知りました。

私たち編集部メンバーは、それぞれの「」を活かしながら、どうやったら「中の人」の魅力を引き出せるのか、日々模索し記事にしています。


次月の予定

クローラ動力ユニットを開発する「CuboRex」寺嶋瑞仁さんを先日取材しました。不整地産業の課題を解決するというテーマを掲げてものづくりに取り組んでいるお話をお聞きしました。

また、今回初の海外取材として、インドネシア拠点におられる「昭和製作所」5代目の奥野雄大さんにオンラインでインタビューを行いました。インドネシアでのご苦労や100年企業のDXに試行錯誤しながら取り組むリアルな姿をお聞きしました。

さらに、元"町工場"勤務だったという株式会社MACHICOCOの戸屋加代さんにインタビューさせていただきました。「町工場と一緒に未来を創る」というコンセプトで製造業をあらゆる角度から盛り上げる事業を立ち上げています。技能スクール、創るラボ、町工場1日職人体験、SNS活用講座、ウェブサイト講習会、キッズ事業、町工場アイテム販売、月刊誌発行、そして町工場をつなぐクリエイト事業など、その活動は多岐に渡ります。なぜこのような取り組みを進めているのかお話をお聞きしました

ものづくり新聞は、今後もさまざまなインタビューをとおして製造業のみなさんに現場の生の声をお伝えしていきます。


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