【2021年10月号】月刊ものづくり新聞
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【2021年10月号】月刊ものづくり新聞

ものづくり新聞、2021年9月は2件のインタビュー記事を新規公開しました。

特注ソファ製造と自社ブランド家具で攻める株式会社フジライト(MANUALgraph)

東京でメジャーデビューまで果たしたバンド活動を辞めて、地元静岡県裾野市に戻り家業を継いだ株式会社フジライトMANUALgraph)代表取締役の鈴木大悟さん。バンド活動とD2C(B2C)向け家具作りの違いを聞いてみたところ、以下のようなご回答がありました。

「自分ではすごく気に入っていても、意外に評価されないこともあるということは似ています。ただ、バンドは自分たちが良いと思ったものをどこまでも貫くというある意味の苦しさがありました。ソファ作りやものづくりは、お客様に寄り添うこと、お客様の声に答えがあります。その部分は違いますね。お客様の声に応えればいいと思えるところはこちらのほうがある意味楽かもしれません。」

B2C向けの商品を新規企画したいという町工場の方々も多くなりましたが、お客様に受け入れられるのかどうか、B2C向けの商品には難しい面もあります。しかし、見方を帰れば、「お客様の声に答えがある」というのはとても勇気づけられる言葉ではないでしょうか?

現場での探し物を無くす!働く人の手間を削減し、お客様は圧倒的に楽な購買体験を:テルミックのシステム改善事例

以前インタビューさせていただい株式会社テルミックのシステム改善事例を取材しました。

実施した取り組みは基幹システムと倉庫管理システムを連携させ、タブレットで操作できるようにしたこと。システムから見ればそれだけに見えますが、結果として以下のような効果を得ることができました。

・両方のシステムに入力するためのパソコン端末まで移動がなくなる(移動の手間が削減

・受入時の入力工数が削減され、受入作業の時間が短縮された(工数削減、残業削減

・簡単なハンドターミナル操作だけで登録できるようになり、システムへの入力作業を覚える必要がなった(教育・トレーニングの削減)そのため、新しい担当者でもすぐに作業が実施できるようになった(柔軟なシフト対応

・搬入仕掛り製品の探し物は、ハンドターミナルでスキャンすればすぐにわかるようになり、探す時間が短縮され(工数削減)、お客様からお問い合わせをいただいた場合にもすぐに状況をお知らせすることができるようになった(注文製品状況の見える化

このようなシステム連携は地味でこつこつとした取り組みが必要です。DXやIT化と言っても、現場ではこのような工夫を積み重ねていくことが大切だなと感じました。

〜🗞編集後記🗞〜

もともとDXやIT化を中心に取材しようと考えてきていたものづくり新聞ですが、取材を重ねるに従い、そのテーマが徐々に広がってきました。中小ものづくり企業が永続的に事業を行なっていくためにはどうしたらいいのだろう、そういう視点で取材するようになってきました。

中小企業であっても、ビジョンやミッションはちゃんと定義できると強いということがわかってきました。そのビジョンに則ってブランディングができ、ホームページ制作やSNSもやりやすくなります。ブランディングができると人材採用がしやすくなります。ビジョンがあると人材育成や教育の方向性が決めやすくなります。そして、そのビジョンやミッションにはSDGsや環境対応、地域とのつながり、などの要素も含まれてくるでしょう。

多くの会社が後継をどうするかという課題を抱えていることもわかってきました。その中で、異業種や異分野に就職した後でアトツギとなるいうケースを複数取材させていただきました。そのようなケースでも、上記のビジョンやミッション、ブランディング、人材育成、SDGsが重要になってきています。中小ものづくり企業xアトツギというテーマでも今後取材を進めたいと考えています。

これから100年後も200年後も続くものづくり企業であるために、今どうすればいいのでしょうか。

ものづくり新聞はそのヒントとなる記事をみなさんにご提供していきます。



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