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【B2C企画】ものづくり企業が挑むB2C

ものづくり新聞は「B2C企画」と題して、中小製造業の方々を対象に、B2Cに挑戦する方々のリアルな課題や想い、成功例・失敗例などを取材しています。本記事では、企画の狙いや背景をご紹介いたします。

製造業のB2Cとは

ものづくり新聞が定義する“製造業のB2C”とは、これまで機械内部の部品などB2B向けの製品・部品の生産を主流としてきた製造業が、主に一般消費者向けに、目に触れるものや気軽に使うことができるものの開発や製造に取り組むこととしています。

企画、デザイン、設計、製品開発、量産、パッケージ、販売、広告宣伝など、B2B向けの事業とは方法を変えていかなければならない点が多くあります。B2Bを主力としてきた製造業にとっては、会社や組織としてはじめて取り組むことが多く、様々なチャレンジが求められているのではないでしょうか。

B2C企画の狙い

“製造業のB2C”に取り組まれている方々を取材し、取り組んだ背景抱えている課題うまくいったポイント今後の目標などを伺い、記事にすることで、今後自社製品開発に挑戦しようとされている製造業の方々に役立てていただくことを狙いとしています。また、既に取り組まれている方々にとっても、新たなヒントやブレイクスルーのきっかけになれれば幸いです。

2016年版『ものづくり白書』では、更なるマーケット拡大に向けて異業種や異業界へ進出した製造業を取り上げ、以下のように説明しています。今日の製造業においてホットな話題であることがわかります。

これまで自社が属していた業種、業界から外に目を向け、自社の強みの技術や製品を他の業種に活用している事例もある。異業種へ飛び込んだきっかけは、アナログからデジタルといった技術革新や、主要な取引先の海外進出により事業が立ち行かなくなったこと、自社製品に対する異業種からの引き合いがあったこと等、様々だが、いずれも自社の強みである技術や製品をしっかりと認識していたから、またはそれを対外的にアピールし、発信していたからこそ、上記のような出来事をきっかけとしてそれらを応用し新たな市場開拓が可能となったのである。

新たな市場開拓はこうすれば成功するという法則や、絶対上手くいくツールが決まっているわけではありません。ものづくり新聞は様々な事例を取材し記事にすることで、読者の皆さんの次のアクションの参考として役立てていただきたいと考えています。

企画担当者の思い

ものづくり新聞記者の中野が担当いたします。(社員インタビューはこちらから)金型メーカーで働いていた過去があり、当時現場で製造をしながら、自社製品開発に取り組んでいました。慣れないことも多く、一歩ずつ手探り状態でした。

当時は自社製品開発に取り組む同業者の方々との繋がりがなかったため、自社内で試行錯誤するほかありませんでした。その後、ものづくり新聞として様々な方々にインタビューしていく中で、外の世界を知ることや、繋がることでブレイクスルーができたお話を伺いました。今から思えば、当時の私がもしそうすることができていたら、見える世界が違っていたのではないかと思います。

現在、ものづくり新聞の記者としてできることは、様々な取り組みをされている方々を取材し、お伝えすることです。少しでも役立てていただけるような記事を更新していきます。

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