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ものづくり新聞のビジョン・ミッション・バリュー

ものづくり新聞 編集長 伊藤

ものづくり新聞は、製造業の方々向けにインタビュー記事を掲載しているウェブメディアです。
なぜこの活動を始めたのか、そして編集部メンバーについての詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。

ものづくり新聞のビジョン・ミッション・バリューを検討するため、株式会社ファイアープレイス渡邉知さんに支援してもらいながら、編集部員でディスカッションを数回繰り返し、ものづくり新聞のキーワードをまとめました。

渡邉さんは「つながりを創出し しあわせの総量を増やす」をミッションに東京や静岡など日本各地のまちづくりアドバイザーを務めたり、つながりの実証実験の「場」として日本橋や川崎にコミュニティスペースやBBQ場、レンタルスペースを運営するなど、多方面で活躍されています。

月に1度、3ヶ月にわたって、渡邉さんにファシリテーションしていただきながら、徐々にまとめていくという方法をとりました。

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1)ビジョン・ミッション・バリューって何?ものづくり新聞が届けたいものは何?

第1回は、そもそもビジョン・ミッション・バリューって何なのか、を渡邉さんの経験も交えて教えていただきました。その上で、メンバーでブレーンストーミングし、ものづくり新聞が届けたい相手は誰なのか、どんな情報を提供し、どんな読後感を伝えたいのか、を付箋に書き出しました。

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2)編集部員が自分なりのビジョン、ミッション、バリューを提案する

第2回は、第1回で議論したターゲット、伝えたい内容、読後感のキーワードをもとにして編集部員が自分なりに考えたビジョン、ミッション、バリューを提案しました。

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提案内容に対して、全員が意見を出し合い、「ここは共感した」「ここは自分もそう思う」などの議論から重要なキーワードを洗い出していきました。その結果、以下のようなキーワードが出ました。

キーワード

ものづくりを志す人びと
好奇心と喜び 
ワクワクし続ける
共感と共助
想いを代弁する
案内人
リアルを伝える
人にフォーカスする
人をつなぐ
新たな価値を生み出すきっかけ
真面目に向き合う
深く丁寧な取材
ものづくりの未来のために

3)編集長がビジョン、ミッション、バリューを定義し、それに対してディスカッション

第3回は、編集長が前回出てきたキーワードをまとめてビジョン、ミッション、バリューを定義し、それを全員に提案しました。

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その提案に対して意見を出し合い、「もっとここを追加した方がいい」「言葉の定義があいまいなので具体的に修正したい」などの意見が出ました。

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そうして最終的にまとまった「ものづくり新聞のビジョン、ミッション、バリュー」は以下の内容となりました。

ビジョン(目指すべき世界)

あらゆる人が ものづくりを通して 好奇心と喜びでワクワクし続ける社会の実現

ミッション(進むべき方向性)

ものづくりの現場とつながり、それぞれの人の想いを世界に発信することで共感し、新たな価値を生み出すきっかけをつくりだす

バリュー(提供価値)

・ものづくりの現場を担う一人ひとりにフォーカスし、それぞれの人たちと向き合いながら深く丁寧な取材を行い、取材される側が伝えたいことを聞き取っていく
・自分ごととして課題を捉え、それぞれの人の想いを代弁する言語化を行う
・受信した人たちが次のアクションを行動に移すような発信を行う

ものづくり新聞のサイクル

以上のビジョン、ミッション、バリューをまとめると、以下の図のようなサイクルを回していく、というイメージになります。

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私たちがインタビュー取材した記事を受信した読者(受信者)の方々が、次のアクションをとり、その結果「ものづくりを通して 好奇心と喜びでワクワクし続ける社会の実現」に結びついていきます。その結果ワクワクした人(=ものづくりに関わる人)を私たちがさらに取材し、再び発信していく、というサイクルを回していく、という流れを作っていきます。

私たちの記事を読んで、「次のアクションをとりたい」と思っていただくためには、私たちが取材したい・聞きたいことを聞くのではなく、皆さんが伝えたいことを、私たちが「それぞれの人たちと向き合いながら深く丁寧な取材を行う」ことが必要だと考えています。