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ものづくりインタビュー

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ものづくりの現場で、改革/改善に挑戦されている人たちに、その取り組みのストーリーをリアルに語っていただくインタビューです。同じように改革/改善に取り組まれている方、そしてこれから… もっと読む
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2022年10月の記事一覧

私の手でグラスがもっとかわいくなる 世界に10人しかいない平切子の世界に飛び込んだ 椎名切子 石川 美幸さん

ものづくり新聞は、東京都江東区の椎名切子(GLASS-LAB株式会社)さんを訪れました。椎名切子は、1950年に椎名 三男(しいな みつお)さんが同地で創業した「椎名硝子加工所」の流れを汲み、三男さんの孫にあたる椎名 隆行(たかゆき)さんが2014年に創業したガラス加工専門店です。主に、平切子(ひらきりこ)、砂切子(すなきりこ)、カスタマイズグラスなどの企画・制作・販売を行っています。 平切子とは? 砂切子とは? 隆行さんの父・康夫さんは平切子、弟・康之さんはサンドブラ

はんこと根付、2つの技を持つ職人 峰月堂 山鹿 寿信さん

閑静な清澄庭園のほとり、東京メトロ清澄白河駅からほど近い場所に店を構えるのは、「峰月堂(ほうげつどう)」です。 ものづくり新聞オフィスのご近所さんでもあり、会社のゴム印を峰月堂さんに依頼したことがきっかけで今回の取材が実現しました。お話を伺ったのは峰月堂の店主、山鹿 寿信(やまが ひさのぶ)さんです。 はんことは? はんこは印章(いんしょう)とも呼ばれています。木や竹、金属、樹脂などの素材の一面に文字やシンボルを彫刻したものです。その面にインクをつけ紙などに押しつけると紙