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ものづくりインタビュー

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ものづくりの現場で、改革/改善に挑戦されている人たちに、その取り組みのストーリーをリアルに語っていただくインタビューです。同じように改革/改善に取り組まれている方、そしてこれから… もっと読む
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2021年7月の記事一覧

創業133年の紙リサイクル企業がペーパーレス!株式会社川春が取り組むDX

古紙を回収し製紙原料として販売する紙リサイクルの現場でもDXが進んでいるというお話を聞き、ものづくり新聞編集部が取材を試みたのは東京都中央区と埼玉県朝霞市に拠点を持つ株式会社川春さんです。 明治21年創業の川春さんは、印刷工場などから出る産業古紙を回収し、”ベール”と呼ばれる塊(長方体)に圧縮したあと、製紙工場に運搬するという業務を行なっています。これらの業務の中でやりとりされる書類をクラウド化しペーパーレスを実現した取り組みについてお聞きしました。 今回お話をお聞きしたの

CuboRexラボ訪問!自分が欲しいものは自分で作るのが当たり前の世の中にしたい

6月某日、株式会社CuboRexに訪問してきました。 CuboRexさんは不整地で使えるガチなレゴ*を作り、不整地産業の課題を解決するために「ねこ車電動化キット」や小さな「クローラ動力ユニット」を開発し、製造販売しています。今回は東京都荒川区にある東京ラボを訪問し、製品やラボの見学、開発経緯などじっくり取材させていただきました。その様子をお届けします! *レゴはレゴブロックのことを指しています。「レゴ」はLEGO Group の登録商標です。 マンション街に現れた「工場入口

デジタルなものづくりから、リアルな製造業へ 100年続く町工場でDXを推進する5代目アトツギの挑戦

今回は自動車シートの木型などを製造されている株式会社昭和製作所の奥野雄大さんにインタビューしました。 奥野さんはデジタル系制作会社勤務を経て、2014年に家業である昭和製作所に入社し、以来6年以上インドネシア工場で営業や製造管理に従事されています。 100年以上続く町工場の次期後継として、DXにチャレンジする奥野さんはどんな未来を描いているのでしょうか? デジタル系とリアルな製造業は実は似ている! 🗞家業を継ぐ前は東京で勤務されていたのですよね? 「はい。昭和製作所に入